こんにちは!漢方薬舗幸貴堂です。

こちらのサイトをご覧いただいたり、ご相談をいただく方の大半は蓄膿症により鼻や喉に何らかの不快感を抱えている方が多いと考えられます…。

当店の全てのご相談の中でも、蓄膿症に関するご相談が約半数以上を占めており、多くの方が日常的に鼻や喉の不快感を感じていることが明らかです。

そこで、「蓄膿症になった場合、どのように対策すればよいのか?」について解説いたします。

ご相談の中でも特に多く寄せられるこの質問について…以下に原因や症状、漢方対策、養生法を記載しております。

少しでもご参考になれば幸いです!

蓄膿症(ちくのうしょう)とは

副鼻腔(鼻の周りに存在する空洞)に炎症が生じ、膿が蓄積した状態を指します。
医学的には慢性副鼻腔炎と呼ばれ、鼻づまりや鼻水、嗅覚の低下、頭の重さなど、生活の質を著しく低下させる病気です。

蓄膿症の主な原因

風邪やウイルス感染の後遺症

風邪によって鼻の粘膜が腫れる → 排出口(自然孔)が閉塞する → 空気や膿が蓄積し、細菌が繁殖しやすくなります。蓄膿症で最も多い原因です。

細菌感染

炎症が長引くと、細菌(肺炎球菌やインフルエンザ菌など)が増加し、膿が蓄積して蓄膿症に進展します。
ウイルス感染の後に続発することが多いです。

アレルギー性鼻炎

アレルギーによって鼻の粘膜が慢性的に腫れると、副鼻腔の通気口が閉塞し、膿が溜まりやすくなります。
花粉症やハウスダストによる鼻炎が主な原因となることが多い。

鼻の構造的な問題

鼻中隔湾曲症

鼻の仕切りが大きく曲がっていると、空気の流れが悪化し、炎症が持続しやすくなります。

鼻茸(ポリープ)

鼻腔内に形成されるポリープが、空気や膿の通り道を妨げます。

歯の感染(歯性副鼻腔炎)

上の奥歯の根元付近には副鼻腔が存在するため、
虫歯や根尖病巣、歯の治療が原因で副鼻腔に細菌が広がり、片側の蓄膿症を引き起こすことがあります。

免疫低下

疲労/ストレス/睡眠不足/食生活の乱れなど、これらは免疫力を低下させ、鼻粘膜の炎症が回復しにくくなります。

空気の乾燥

乾燥した空気やほこり、PM2.5などは粘膜を刺激し、排泄機能を低下させ、炎症を引き起こします。

蓄膿症の症状

・しつこい鼻づまり

・黄色から緑色の粘り気のある鼻水

・喉に落ちる後鼻漏

・顔の痛みや重だるさ

・匂いがわかりにくい

・咳や口臭

・頭が重く、集中しにくい

患者様によって症状の現れ方はさまざまです。

蓄膿症の漢方

繰り返し発生する蓄膿症(副鼻腔炎)の症状を改善するために、漢方の対策が有効です。

漢方は、西洋医学の治療のように一時的に症状を和らげる(対処療法)のではなく、発症の根本原因を捉え、治療を進めていきます。

さらに、免疫の低下などによって繰り返し起こる蓄膿症も、体質を改善することで対策することが可能です。

蓄膿症タイプ別

■実熱・湿熱タイプ

・黄色で粘りの強い鼻汁
・鼻づまりが強い
・顔面の熱感・痛み
→「熱」と「炎症」を取り、膿を排出するアプローチが必要となります。

■寒湿タイプ

・色の薄い鼻水が多い
・冷えやすい
→「温めて巡りを良くする」アプローチが必要となります。

■気虚・脾虚タイプ

・疲れやすい
・むくみやすい
・鼻汁がスッキリ切れない
→体の根本的な抵抗力や排出力を整えるアプローチが必要となります。

上記以外にもさまざまなタイプがあり、患者様の症状や原因から体質を見極めさせていただき、最善の漢方薬をご提案させて頂きます。

お悩みの方、専門店の幸貴堂までご相談下さいませ。専門スタッフと一緒に今の問題を解決して行きましょう!

養生法

温めて血流をよくする

副鼻腔の粘膜が温まることで、鼻づまりや痛みが和らぎ、排膿が促進されます。

・蒸しタオルを鼻や頬、額に当てる(1回5~10分)

・お風呂でしっかりと温まること

・寒い環境や冷たい飲食物は控えめにすること

食養生

■蓄膿症改善のためにお勧めの食材

・大根、白菜、ねぎ、しょうが(発散して巡りをよくする)

・ハトムギ、昆布、わかめ(余分な湿をさばく)

・発酵食品(味噌・納豆・ヨーグルト)

■蓄膿症を悪化させる

・砂糖・甘いもの(湿をためこむ)

・揚げ物・脂っこい料理(炎症を悪化)

・乳製品の摂りすぎ(痰が増えやすい人もいる)

・アルコール(粘膜をむくませる)

簡単ではございますが、是非、ご参考にされて下さいませ。

蓄膿症の症例・お客様の声

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患者様のお悩み、体質に合わせてのオリジナル漢方をご提案いたします。


お一人で悩まれず今の問題を一緒に解決していきましょう。

代表
岡田 貴之(おかだ たかゆき)

TAKAYUKI OKADA

資格:薬種商(現 医薬品登録販売者)
漢方歴:25年

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