漢方薬舗幸貴堂のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

「鼻が詰まって頭が重い」「味がわからない」「常に鼻の奥に違和感がある」……。

蓄膿症(副鼻腔炎)の悩みは、見た目には分かりにくいものの、日々の集中力や睡眠の質を落とし、気持ちまでふさぎ込ませてしまう辛いものです。
西洋医学では「菌を殺す・炎症を抑える」ことが中心ですが、漢方では「なぜ、そこに膿が溜まってしまうのか?」という根本原因を考えます。
膿は、体の中で行き場を失った「汚れた水」と「余分な熱」の塊です。

お薬で症状を和らげることも大切ですが、この「溜め込まない体」を作るのは、皆様の日々の養生(ライフスタイル)にかかっています。
今日からできる、少し違った視点でのケア方法をご紹介します。

「鼻の病は、胃腸から」~食の養生~

漢方には「脾(胃腸)は生痰の源、肺(呼吸器)は貯痰の器」という古い言葉があります。 簡単に言うと、「ドロドロした鼻水の『素』を作っているのは、実は弱った胃腸である」という意味です。鼻だけの問題ではないのです。

単に「アルコールを控えましょう」と言われることが多いですが、幸貴堂では「胃腸に湿気(水たまり)を作らないこと」を最重要視します。

控えたほうがよい「湿気を生む」もの

これらは体内でベタついた汚れになりやすく、膿の排出を邪魔します。
甘いお菓子・菓子パン(砂糖は体内でベタつきを生みます)
脂っこい食事・乳製品
(消化に時間がかかり、巡りを停滞させます)
生もの・冷たい飲み物
(胃腸を冷やし、水分代謝を悪くします)
アルコール
(体内に「湿気」と「熱」を同時に生み出し、炎症を悪化させます)

積極的に摂りたい「巡らせる」もの

色の白い食材(大根、ネギ、玉ねぎ、生姜など)
これらは辛味成分を含み、発散作用で詰まりを通す働きがあります。
豆類・海藻類
余分な水分を排出し、老廃物を外に出す手助けをします。

「排便」と「鼻」の意外な関係

意外に思われるかもしれませんが、漢方では「肺(鼻・呼吸器)」と「大腸」は表裏一体のペアであると考えます。

便秘がちの方は、体の「出す力」が弱っており、鼻の膿も排出されにくくなっているケースが非常に多いのです。
「鼻の通りを良くしたいなら、まずはお通じを整えること」。これが幸貴堂からの隠れたアドバイスです。

朝一杯の白湯で腸を目覚めさせる。
食物繊維を摂り、毎日排便する習慣をつける。

下からスッキリ出すことができれば、上の(鼻の)詰まりも抜けやすくなります。

「冷え」と「のぼせ」のバランスケア

蓄膿症の方の多くは、「手足は冷えているのに、頭や鼻の奥だけ熱を持っている(炎症がある)」というアンバランスな状態(冷えのぼせ)にあります。

「頭寒足熱」を意識する

頭に溜まった熱を下ろすために、下半身を温めましょう。

38~40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かる(熱すぎるお湯は逆効果です)。
足湯やレッグウォーマーを活用し、常に足元を温かく保つ。

足元が温まると、頭部に停滞していた血液や気が下へと巡り始め、鼻の粘膜の腫れが引きやすくなります。

心のデトックスも忘れずに

ストレスやイライラは、体の中で「熱」に変わります。
悩みすぎて頭が熱くなると、鼻の炎症も悪化しやすくなります。

深呼吸のすすめ

鼻が詰まっていると口呼吸になりがちですが、意識的に「吐く」ことに集中してみてください。悪い気を吐き出すイメージを持つことで、気の巡りが改善します。

香りの活用

ミントや紫蘇(シソ)など、スーッとする香りは「気」を巡らせ、鼻の通りを助けます。

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

蓄膿症のケアというと「鼻うがい」や「マスク」などの局所的なケアに目が行きがちですが、漢方の視点で見ると「胃腸の強さ」「お通じの状態」「冷えの有無」といった、全身のバランスが密接に関わっていることがお分かりいただけたかと思います。

「私の場合は、何を食べたらいいの?」
「長引く鼻づまり、体質から変えたい」

そう思われた方は、ぜひ一度、幸貴堂へご相談ください。
同じ「蓄膿症」という名前でも、あなたの体質によって合う漢方薬や最適な養生法は異なります。
皆様が一日も早く、澄み渡る空気をお腹いっぱい吸い込める日が来るよう、私たちが全力でサポートいたします。

お気軽にご相談ください

患者様のお悩み、体質に合わせてのオリジナル漢方をご提案いたします。


お一人で悩まれず今の問題を一緒に解決していきましょう。

代表
岡田 貴之(おかだ たかゆき)

TAKAYUKI OKADA

資格:薬種商(現 医薬品登録販売者)
漢方歴:25年

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